最近は、ファッションに合わせた布マスクをつけている人が多くなりましたね。
せっかくだから、自分で手作りしたいと思う人も増えてきたようですが、そんな時一番迷うのが生地選びですよね。
手作りマスク生地は何がいい?
そんなお悩みを解決します!
ここでは、洋裁初心者さんのために、手作りの布マスクの生地選びと素材の種類、材料と便利な道具をご紹介します。
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布マスクの材料
布マスクの材料は大体こんな感じです。
●布(外側と内側それぞれを別の生地で作ることができます。)
●ゴム ●ノーズワイヤー |
使い捨てマスクにもノーズワイヤーが入っていることが多いですよね。
平面ププリーツマスクの場合は、ノーズワイヤーがあると鼻の部分がフィットし、隙間をなくすことができますが、手作りでワイヤーを入れるのは面倒だという場合は、入れなくても大丈夫です。
立体マスクや、鼻当てがついたマスクならノーズワイヤがなくてもフィットします。
▼作り方はこちら
手作りマスクの生地の選び方
生地によって使用感がだいぶ変わってきます。
季節などによって変えて作るといいですよ。
ガーゼやリネンなどのような目が粗い生地ほど、柔らかく肌触りが良い傾向がありますが、その半面、ウイルスや花粉などを通しやすいというデメリットもあります。
オックスやツイル、ネル目の詰まった生地は、ウイルスや花粉を通しにくいというメリットがありますが、ものによっては硬くてゴワゴワしやすいというデメリットがあります。
目の粗いしっかりした生地を外側に、目の粗い肌触りの良い生地を内側にするなど、上手く組み合わせることで、スタイリッシュで機能性のあるマスクを作ることが出来ます。
おすすめのマスク生地の素材
ダブルガーゼ
肌触りの良さはガーゼがダントツです。
ダブルガーゼといは、薄いガーゼ地が二枚重なった生地のことを言います。
ダブルガーゼは目が粗く、花粉やウイルスなどを通しやすいというデメリットがありますので、3重~4重に重ねるか、他の生地と合わせて使うのがおススメです。
▼ガーゼ生地については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
■楽天で見つけたダブルガーゼ
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リネン
リネンは、見た目がスタイリッシュなので、おしゃれなマスクを作ることが出来ます。
吸水性が良くさらっとしているので、汗ばむ春夏にも最適です。
デメリットとしては、目が粗いので、3重~4重に重ねるか、目の詰まった生地と組み合わせて使うのがおススメです。
リネン(麻)には、コットン(綿)との混紡のコットンリネンという生地があります。
リネンだけだとシャリ感が強いですが、コットンと合わせることで優しい風合いの生地になります。
リネンの肌触りがチクチクと感じる人にはコットンの配合が多めのコットンリネンがおススメです。
▼リネンの生地について、ご紹介している関連記事はこちらです。
▼コットンリネンの生地について、ご紹介している関連記事はこちらです。
■カラーが豊富なラミーリネン
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ニット
ニットはソフトで肌触りが良いのが特徴。柔らかいので、顔の凹凸にもしっくりなじみます。
縫う時に伸びやすいので、ちょっと扱いにくいのがデメリット。
メリットは、ほつれにくいということ。
どの特性を生かして、ほぼ切りっぱなしで超簡単なマスクを作ることも可能です。
作り方はこちらです
■ナノミックス
抗菌消臭効果のあるニットなので、マスク作りに最適です。
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■肌触りの良いスムースニット
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コットンネル
ネルシャツと言われる服の素材です。
コットンネルは、少し起毛していて、暖かみがあるのが特徴。
冬のマスクの外側におススメです。
目が詰まっているので、スギ花粉が飛び始める2月頃のマスクに最適ですね。
良質ネルは衛生的にも安心して使えるので、布ナプキンやドリップコーヒーなどに使うことができます。
■肌触りの良い良質なネル
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生地の素材について詳しく知りたい方は、こちらでご紹介しています。
夏のマスクのおすすめ生地は?
最近の日本は暑い暑い!
そんな暑さの中でつけるマスクに適した生地選びの方法について、こちらの記事にまとめました。
おススメの生地
マスク不足の影響で、布マスクの材料も手に入りにくくなっています。
普段は100円ショップでも十分マスクの材料になるものが手に入りますが、現在は在庫切れになっているかもしれません。
そんな時は、家にあるもう使わない布地を再利用するのも手ですね。
どうせ作るなら、「外出用にきちんとしたマスクを作りたい」場合は、生地から好みのものを選んでこだわりのマスクを作ると愛着も何倍にもなりますね。
100円ショップの手ぬぐい
ダイソーやセリアでは100円で手ぬぐいが売っています。
可愛い柄がたくさんあるので、マスクの生地にもおすすめです。
100円ショップのダブルガーゼ
セリアでは、かわいいダブルガーゼ生地の端切れが売っています。
マスクを作るのに十分な大きさがあります。
サイズアウトした子供服
子どもの着古したかわいい柄の洋服をマスク生地にするのもおススメ。
大人の首元がヨレて着られなくなったTシャツなどもおススメです。
着古したYシャツ
お父さんや学生の子どもの着古したYシャツやブラウスはマスクに最適。
襟が擦れて着られなくなっても、見頃の部分はまだきれいということがありますよね。
水通しが必要な生地
水通し、とは、水に濡れると縮みやすい素材の生地を裁断する前に生地を一度水に通すことです。
もし、水通しせずに作ってしまった場合、洗ったときにサイズが一回り小さくなってしまった、ということにもなりかねません。
水通しが必要な生地は、次の通りです。
- ガーゼ
- 綿
- 麻
- ガーゼニット
【水通し方法】 ①生地全体をしっかりと水に浸します。生地が大きい場合は、45ℓのビニール袋などを使うと便利! ②水けをきって干します。この時、ぎゅっと絞ると布目が曲がったり、しわになったりするので、軽く抑えるか、洗濯機のドライ機能で脱水を軽くかけます。 ③布目を整えて半乾気になるまで干します。半乾きの状態で布目を整えながらアイロンをかけます。 |
水通しなんてしないで、今すぐ作りたい!と思ってしまいがちですが、せっかく作ったものが縮むことほどかなしいことはありません。
焦らずキチンと水通ししましょうね。
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糸と針
キレイに縫うためには糸と針の選び方がとっても重要です。
生地よって選ぶ糸と針が違ってきますが、マスクの生地であれば、
糸・・・ポリエステル糸60番
ミシン針・・・9番か11番
で大丈夫です。
▼ミシン糸と針の選び方については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
■楽天で見つけたおススメの糸
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ゴム
マスク用ゴム
マスク用のゴムというものがあります。
ソフトで耳が痛くない素材でできています。
カラーも豊富で、お好みの色を選べます。
ですが、マスクの材料不足の現在は入手困難になっていますね。
そこで、代用品として、他の種類のゴムをご紹介します。
ヘアゴム
いわゆる、髪の毛を結ぶゴムです。
100円ショップでも手軽に手に入ります。
ネットで探すと、カラーも豊富に選べます。
■楽天で見つけたおススメのヘアゴム
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ストレッチレースゴム
見た目もかわいいストレッチレースゴム。
手作りのマスクにレースゴムを使っていたら、すっごくおしゃれですね。
■楽天で見つけたおススメのストレッチレースゴム
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丸ゴム
パンツのゴムなどに使われる丸ゴムです。
ソフトタイプとハードタイプがありますが、ソフトタイプの方が柔らかくて耳が痛く成りづらいのでおススメです。
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使い捨てマスクのゴムを再利用
欲しいゴムが売り切れていて買えない!というときは、使い捨てマスクのゴムを再利用するという手もあります。
使い捨て用に作られているゴムのため、耐久性は期待できません。
数回使っているとダメになってしまうので、その都度付け替える必要があります。
スピンテープ
こちらはゴムではなくカラフルで柔らかいテープです。
ゴムだと耳の後ろが痛い・・・という方はテープがおススメです。
少し長めに切って、耳の後ろで好きな長さに結んで使用します。
一度結べば、その都度結び直さなくても着脱できますよ。
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アクリルコード
ゴムだと耳が痛くなる方にアクリルテープはおススメです。
優しい付け心地に仕上がります。
■楽天で見つけたアクリルコード
50mも入っていて税込638円(2020年4月時点)というびっくり価格!
オフホワイトなので、どんな色のマスクでも合わせやすいです。
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他にもいろいろなマスクゴムの代用があります。
▼詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
ノーズワイヤー
鼻の部分が浮かないようにマスクの上部に入れるワイヤーです。
使い捨てマスクのワイヤーを再利用
上記の画像は、使い捨てマスクに入っているものを抜き取ったものです。
使い捨てマスクを捨てるときに抜き取っておくと、手作りマスクを作るときに再利用できますよ。
テクノロート
使い捨てプリーツマスクにも使われているものです。
手芸屋さんなどで購入できます。
■楽天で見つけたテクノロート
ノーズフィッター
使い捨てプリーツマスクにも使われているものです。
手芸屋さんなどで購入できます。
楽天で販売されているノーズフィッターは、10cmにカットされているので、使いやすく便利です。
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カラータイ
ラッピングなどに使うワイヤーのタイです。
1本だと弱いと感じる場合は2本入れてみてください。
アイロンの熱には弱い素材の場合があるので、マスクにアイロンがけをする際には注意が必要です。
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ミシンの選び方
家にミシンがない・・・まずはミシンを購入しなくちゃ、という方もいますよね。
外出自粛の影響で、マスク作りに限らず、家で洋裁でもやってみようかな、なんて考えている方もいるのではないでしょうか。
そんな初心者さんのために、ミシンの選び方をご紹介しています。
詳しくはこちらの記事を見てみてくださいね。
マスク作りに便利な道具
型紙用紙(製図用紙)
洋裁の作品作りに欠かせない型紙。
型紙を作るときに、どんな紙を使おうか、迷う人も多いですよね。
いちばん一般的なのは、ハトロン紙ですが、扱い易い不織布や、コスパ最強の梱包用クラフト紙など、いろいろあります。
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▼詳しく知りたい方は、こちらの記事でご紹介しています。
フリクションボールペン
書いて消せるのが特徴のフリクションボールペン。
実は、布地に書いても、熱を加えることで色を見えなくさせることができます。
なかなかチャコペンだと0.38mmという細さの物はありませんが、フリクションボールペンなら、1ミリもずれたくない場所の印付けなどもピンポイントで書くことが出来ます。
ただし、注意が必要なことが、フリクションは落ちているように見えても実は色が見えなくなっているだけで、インクの染料は残っているということです。
寒い場所だと、インクの色が戻り始めるという特徴があります。
温度でいうとだいたい-20℃以下くらい。
寒い地方や冷凍室での作業などで使用するには不向きです。
また、温度に関係なく、布地によっては、落ちにくい場合もあるかもしれませんので、見えない場所で試してから使用することをお勧めします。
▼フリクションボールペンをチャコの代用として使う方法については、こちらで詳しくご紹介しています。
▼チャコペンなど、印付けに使う道具について、こちらです。
方眼定規20cm
20cm方眼定規があると、小物を作りに重宝します。
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夏マスクに最適!立体マスクカバーの作り方【型紙あり】ポケット型
マスクカバーの作り方①プリーツ使い捨てマスクのヨコ入れタイプ
手作りマスク|布・ガーゼの平面プリーツマスクの作り方【手順画像】
『手作りの布ガーゼマスクの生地選びと素材の特徴、材料と便利な道具』まとめ
手作りマスクの生地選びや便利な道具などについてまとめましたが、いかがでしたか?
少ない材料や道具でも作れるので、ぜひ手作りマスクにチャレンジしてみてくださいね。
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