デニムとは|ozオンスの違いと生地の取り扱い方法など

 

デニムは、厚手で上部でカジュアルな印象のある生地ですね。

 

今回は、デニムの特徴や取り扱い方法、デニムの単位のoz(オンス)についてなどについてご紹介していきます。

 

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デニムとは

デニムとは、ジーンズなどに使われる、厚手の綿の綾織物(あやおりもの)のことをいいます。

一般的なブルーデニムは、インディゴ染めのたて糸と染色されていないよこ糸で織られています。

よく、「デニム」と「ジーンズ」の違いについて質問されることがありますが、

  • デニム・・・生地素材
  • ジーンズ・・・製品

です。

デニムの生地で作られたパンツのことをジーンズというわけですね。

ちなみに「ジーパン」というのはジーンズの和製英語です。

海外で「ジーパン」といっても伝わらないようですね。

 

デニムの特徴

デニム生地の特徴を見てみましょう。

 

丈夫で長持ち

デニムは太い糸で綾織で織られています。

平織に比べ、綾織は密度が高い織り方です。

太い糸で綾織で織られたデニムが丈夫な生地だということがわかりますね。

 

使い込むほどに風合いが変化する

デニムは色が落ちやすい生地ですが、新しいものはわざとガンガンに洗って色を落としたり、使い込んだ雰囲気を楽しむ生地でもあります。

さらに、デニムはわざと破れたデザインのものや、切りっぱなしでほつれた感じがカッコよかったりします。

色や形、生地の質感など、使いながら風合いの変化を楽しむことができる生地です。

 

色は厚さなど多様

デニムというと、ブルーが一番メジャーな色ですが、ブルーと一言で言っても、明るめのブルーから、濃いめの紺色など様々なブルーがあります。

さらに、白や黒、カラフルな色などのカラーデニムもあります。

生地も厚手でしっかりしたものから、ダンガリーシャツなどに使う比較的薄手で柔らかいデニムもあります。

色や生地厚さなど、好みで選ぶことができる楽しさのある生地です。

 

オンスって何?

デニムの単位で「oz」って聞いたことありませんか?

これは「オンス」と読み、生地の重さを表した単位です。

生地の厚さをオンスだと思っている方が多いと思いますが、正確には重さなんです。

1㎡当たりの重さをオンスで表します。

1オンスは28.35gです。

重さが軽いということは、それだけ織りが粗く、重さが重ければ織りが密ということになります。

つまり、

  • 軽い=織りが粗い=薄手
  • 重い=織りが密=厚手

ということになります。

  • オンスの数値が小さいほど、軽くて薄手でやわらかい生地
  • オンスの数値が大きいほど、重くて厚手でしっかりした生地

 

10オンス未満のオンスの数値が小さいものをライトオンス

11~14オンスくらいをレギュラーオンス

15オンス以上のものをヘビーオンス

と呼びます。

 

 

ミシン針とミシン糸

生地の特徴でもお話しましたが、薄手から厚手まで生地の厚さが多様なのが特徴のデニム。

厚さによって、針と糸も違ってきますので、可能であれば、購入時にお店の方に針と糸は何番のものを使えばいいか確認したほうが良さそうです。

ここでは、一般的な、番手についてご紹介しますね。

オンスの目安 ミシン針 ミシン糸
ライトオンス

(10oz未満)

11番 60番
レギュラーオンス

(10~14oz)

14番 30番
ヘビーオンス

(15oz以上)

16番 30番

上記表のオンスは目安です。

生地のメーカーに違いにより、同じオンス数でも質感が違うものもあります。

 

薄手にデニムなら、通常のコットン生地と同じ番手で大丈夫です。

厚手の生地になると、家庭用ミシンでは縫えないことがあるので、お店の人に確認してから購入するようにしましょう。

 

デニムでどんなものを作る?

デニムは衣類からバッグなどの小物類までいろいろと用途があります。

自宅で洗濯機で洗える素材なので、安心して使えますね。

薄手であれば、子ども用から大人まで、シャツやブラウス、シャツワンピース、スカートなど、いろいろ作れます。

厚手のものであれば、バッグもおススメ。

しっかりしていて型崩れしにくく、汚れたら洗濯もできるので、便利です。

鍋敷きやコースターなど、キッチン雑貨にも向いています。

 

お洗濯などお手入れ方法

■お洗濯

デニムは色落ちしやすい素材です。

お湯ではなく、常温のお水で洗うのがおススメです。

色移りも心配なので、単独で洗うか、色の薄いものとは一緒に洗わないほうが無難です。

 

■デニム製品の使用について

汗をかいたり雨に濡れたりすると、色移りをすることがあります。

白いブラウスを着てブラックデニムのバッグを持つ、などは避けた方が良さそうです。

 

■アイロンについて

デニムはテカリが起きることがあります。

特に、縫い代の部分など高さが違う部分にアイロンを当てると、オモテに跡が響いてしまうことがあるので注意が必要です。

アイロンの際には、当て布やスチームを上手く使いましょう。

 

■乾燥機について

デニムは縮むことがあります。

高温の乾燥機をかけると縮んでしまうことがありますので、自然乾燥の方が良さそうです。

おススメのデニム生地

作品作りにおススメのデニム生地をご紹介します。

 

ライトオンス(薄手)のデニム

岡山の児島デニム 4.5オンス

お子様のブラウスにもいい、薄手の国産デニムです。

 

 

岡山の児島デニム 6オンス

ダンガリーシャツくらいの薄手の国産デニムです。

 

レギュラーオンス(中くらいの重さ)のデニム

12ozのデニム

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