生地を広げたとき、表と裏がわかりにくい生地ってありますよね。
明らかにプリントの色を見て表と裏がハッキリとわかる生地もありますが、どちらもほとんど変わらない生地も結構あるんですよね。
布のオモテとウラの見分け方について、ご紹介します!
スポンサーリンク
生地にはオモテとウラがある?
生地にはオモテとウラがあり、見分ける方法はいくつかあります。
① 色や柄で見分ける
プリント生地などは、柄がハッキリしている方があれば、それがオモテです。
無地でも、色がハッキリしている方があれば、それがオモテ。
また、光沢がある方とない方があれば、ある方がオモテです。
② 織りで見分ける
ツイルヤデニムなどの綾織の生地は、見分けやすいです。
一般的に、オモテ面はウラ面より斜めの線がハッキリしています。
中にはわかりにくい生地もあるのでなんともいえませんが・・・(汗)
無地の平織りの生地で、オモテとウラの生地の色が同じ場合は、区別しにくいものが多いです(涙)
② 文字で見分ける
布の耳を見て、ブランド名などの文字が書いてある場合、文字がきちんと読める向きがおもてです。
これが一番わかりやすいオモテの見分け方です。
③ 穴で見分ける
布の耳を見てみると、穴が開いてませんか?
ポコポコと耳に沿ってたくさん穴が並んでいる場合、その穴を見るとポコッと穴が飛び出ている方があります。
凸っとなっている方が、オモテです。
生地を作る工程で、裏から針を刺して、生地を乾かす際にできる跡だそうです。
④ 反物の状態での見分け方
綿などは、反物で巻かれているときに外側になっている方がオモテのことが多いです。
柄や色など、生地の特徴がわかりやすいようにそのように巻かれているそうです。
ところが、化学繊維や高級生地などは、オモテ地を守るために、オモテが内側になって巻かれていることもあるようです。
これまた、絶対条件ではないようですね・・・
ダブル幅の場合は、生地が二つに折られている内側がオモテのことが多いです。
⑤ ニット地は、引っ張って確かめる
ニット地は、ヨコに引っ張ったときに、クルンと丸まります。
この、丸まる方がオモテ地ということになります。
オモテとウラは決まってない?
オモテとウラの見分け方5通りをご紹介しました。
でも実は、生地はどちらをオモテとして使ってもいいんです。
作る人の自由であって、逆にしたから、間違いということはありません。
特に、どっちがオモテかわからない生地なんて、見れば見るほどわからなくなっちゃって、悩むだけ時間の無駄ですよね。
なので、好きな方をオモテにして使いましょう。
柄物も、わざと柄が薄く出ている方をオモテにして使うという技もあります。
光沢のある生地の場合も、光沢が少ない方が気に入れば、そっちをオモテにして使っても大丈夫。
生地選びもオモテウラの決め方も個性ですね。
ですが、ここで気を付けたいことがあります!
こっちをオモテ、と決めたら、一つの作品は全て同じ面をオモテにするように裁断しましょう。
光線の具合などで、微妙に色の見え方が違ったり光沢が違ったりするので、面は統一した方が良さそうです。
途中で分からなくならないように、生地のオモテ面には、マスキングテープなどで印をつけておくといいですよ。
まとめ
生地のウラとオモテについてまとめましたが、いかがでしたか?
オモテがわかりにくい生地はどっちをオモテにしちゃっても大丈夫とわかって安心しましたね。
コメント