リネンの魅力は、ナチュラルでカッコイイ風合いですね。
丈夫で汚れにくいという実用性もあり、使い込むほどに馴染む素材です。
リネンの特徴や素材、向いている作品や洗濯方法などを詳しくご紹介していきます。
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目次
リネンとは?
リネンの由来
リネンはフラックスという亜麻科の植物から作られる天然の植物繊維。
リネンは麻ですが、麻には種類が多数あり、亜麻(リネン)の他に、ちょ麻(ラミー)、大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート)、マニラ麻などがあります。
リネンの種類
リネンは産地により、種類があります。
- アイリッシュリネン・・・アイルランド産
- フレンチリネン・・・フランス産
また、リネンは混紡する素材により、風合いの違いを楽しむこともできます
- コットンリネン・・・リネンの綿の混紡
- ストレッチリネン・・・ポリウレタンなどの化学繊維との混紡の伸縮性のある生地
リネンには、色々な楽しみ方があるんですね。
リネンの特徴
見た目や風合い
スラブやネップがあるので、ナチュラルな凹凸の風合いが感じられます。
スラブとは、糸の太さがなだらかに変わること
ネップとは、節がプツプツとはっきりしていること |
生地に凹凸があるため、均一に染まりにくいですが、それがまた雰囲気のある味のある色味として好まれています。
リネンには、独特な上品な光沢があり、最初は硬い生地と印象がありますが、使い込むほどにふんわりくったりとしてきます。
リネンの作品は、使いながら育てると楽しみがあります。
丈夫で長持ち
天然繊維の中では一番丈夫で長持ちすると言われています。
水に濡れると強度が増しますが、縮みやすいという特徴もあるので注意が必要です。
また、摩擦にも強いです。
放熱性・吸湿性・放湿性・吸水性
放熱性・吸湿性・放湿性・吸水性に優れ、涼しくさらっとしているので夏に向いている素材です。
肌の弱い人は、肌触りがチクチクと感じることもあります。
汚れがつきにくく落ちやすい
リネンの繊維は、「ペクチン」を含んでいて、汚れが付きにくく落ちやすいという性質があります。
その性質により、色落ちしやすいというデメリットもあります。
ペクチンは、静電気を起こしづらくする役割もあり、ごみが付きにくいといううれしい効果があります。
汚れが付きやすいことから、バッグやアウターにいいですね。
糸と針選び
リネンにおススメの糸と針は次の通りです。
ミシン糸 | ミシン針 |
---|---|
60番 | 11番 |
生地にもよりますが、織りが緩めのものはゆがみやすい上に、表面が滑りやすいので、少し縫いにくい生地です。
縫いにくいときは紙を挟んで縫うと、滑りやすさを軽減することができます。
リネンでどんなものを作る?
リネンはいろいろなものに大活躍です。
サラッと薄いリネンは、夏のシャツやワンピースなどに最適。
ワイドパンツは、使い込んでクタっとしてくると味があって素敵です。
リネンはレトロカラーも豊富で、男女問わず人気です。
丈夫な生地なので、バッグや帽子などにも最適です。
洗濯などお手入れ方法
基本的には、リネンは洗濯に強い素材なので、洗濯機で普通に洗えます。
リネンは縮みやすい特徴があるので、乾燥機の使用は避けた方がよさそうです。
商品によっては型崩れしやすいものもありますので、市販品の場合は、必ず洗濯表示を確認するようにしましょう。
リネンは色落ちしやすい生地なので、濃い色のものは、分けて洗濯した方が無難です。
繊維の中で、最もシワになりやすいという特徴があるので、洗濯後はアイロンが必要です。
リネンは熱に強いので、高温アイロンが可能です。
あえて、アイロンをかけずに洗いざらしのシワっぽい感じを楽しむのもいいですね。
楽天でおススメのリネン生地
■国産リネン
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■フレンチリネン
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楽天でおススメのリネンの商品
■大人気のリネンのコート
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まとめ
リネンについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
丈夫で涼しく、ナチュラルでかっこいいリネン。
リネンでおしゃれなものをたくさん作ってくださいね。
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