立体マスクカバーの作り方!ポケットにフィルターや保冷剤が入ります

コロナ騒動で手作りマスクが主流になってきましたが、その中でも今はマスクカバーが大人気。

 

フィルターを入れるポケットがついているので、フィルターの種類によって、ウイルスや花粉のガード力が変わってくるという特徴があります。

 

そして何より、マスクカバーは一年中使えるのはもちろんのこと、特に暑い夏に向いているマスクなんです。

ポケットの部分に保冷剤や凍らせたガーゼを入れることで冷感マスクにすることができます。

 

そして、2020/6/6、改正版を作成しました。

多くの方から要望があった

「上から入れるタイプの立体マスクが作りたい」

「縫い代の処理をきれいにしたい」

の部分を改良し中も外もスッキリな立体マスクカバーを作りました!

 

ですが、切りっぱなし部分を隠すことによって、ちょっとだけ作り方が難しくなってしまったので、今まで通りの「簡単に作れる立体マスクカバー」とリニューアルした「上がポケット口の立体マスクカバー」の2つの作り方をご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

立体マスクカバーがおススメの理由

夏には立体マスクが超超おススメ!

その理由は、何といっても、口元に適度なゆとりができるからです。

 

プリーツ型マスクは程よいフィット感で、しっかりガードされている感じがあり、安心して使うことができますが、その分、口元とマスクに密着感があり、夏には少々暑苦しい感じがします。

 

それに比べて、立体マスクは、口元が立体的に膨らんでいるので、口元とマスクの間に適度な空間ができ、暑苦しさを抑えることができます。

 

逆に、冬には、ティッシュなどフィルター力が強いものを入れたり、ガーゼを数枚重ねたものを入れたりすることで、口元の空間を少なくし、防寒を兼ねることもできます。

 

季節により、ガード力や使い心地を調整できる、とっても便利なマスクです。

 

立体マスクカバーってどんな形?

今回ご紹介する立体マスクカバー2種類あります。

 

作り方はちょっと違いますが、使う道具や材料は同じです。

 

■簡単に作れる立体マスクカバー

下の部分が開いてポケットになっていて、その部分からフィルターを出し入れするようになっています。

下の部分から入れるとフィルターが落ちないかな、と気になるかもしれませんが、心配いりません。

マスクを着用すると、下になる部分はしっかり顔にフィットするようにできているので、フィルターが落ちることはないですよ。

 

上がポケット口の立体マスクカバー

ポケット口はやっぱり上がイイな、という方のために、上から入れるタイプも作りました。

簡単に作れる立体マスクカバー」は内側の縫い代は切りっぱなしでしたが、「上がポケット口の立体マスクカバー」では縫い代を折り伏せ縫いできれいに処理し、洗っても縫い代がほつれないようにしました。

その分ちょっと作り方に手間が増えましたが、そんなに難しくないので、チャレンジしてみてくださいね。

 

手作りマスクの布選び

布マスクは、生地選びがとても大切です。

夏用冬用、オールシーズン用、などにより、生地選びも変わってきます。

 

生地の選び方については、こちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてくださいね。

 

▼夏の生地選びはこちら

夏用手作りマスクの生地は何がいい?おすすめの生地選びと生地の特徴
夏用の手作りマスクとバフの生地の選び方と夏のマスクにおススメのマスクの形をご紹介します。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push(...

 

▼オールシーズンの生地選びや道具などをご紹介しています

手作りマスクの生地選びと素材の種類、必要な材料と道具も紹介します
最近は、ファッションに合わせた布マスクをつけている人が多くなりましたね。 せっかくだから、自分で手作りしたいと思う人も増えてきたようですが、そんな時一番迷うのが生地選びですよね。 手作りマスク生地は何がいい? ...

 

スポンサーリンク

 

立体マスクカバー作りに必要な道具

今回ご紹介する立体マスクカバーを作るときに最低限必要な道具は次の通りです。

道具 
ミシン

チャコペン

糸切バサミ

布切バサミ

定規

待ち針

しつけが必要なら、手縫い用の針

紙を切るハサミ(型紙を切る)

 

立体マスクカバーのサイズと材料

【仕上がりサイズ】

大人サイズ・・・タテ 16.5cm×ヨコ 20cm

小さめサイズ・・・タテ 15cm×ヨコ 20cm

材料
本体の布(おもて布)・・・タテ 20cm×ヨコ 40cm

本体の布(内布)・・・タテ 20cm×ヨコ 30cm

ゴム・・・28~30cm×2

糸・・・ポリエステル60番の糸(色は布に合わせて)

 

 

簡単に作れる立体マスクカバーの作り方

裁断

①型紙を用意します。

型紙は下記のリンクをクリックするとPDFで開くことができ、A4サイズの用紙で印刷できます。

小さめサイズの型紙

大人サイズの型紙

型紙を印刷したら、線のところでカットしてください。

 

②生地を裁断していきます。

型紙を生地の乗せてカットしていきます。

矢印と布の耳を平行にして、型紙を置いて、ふちをチャコペンで書き写し、チャコペンの線のところをカットしていきます。

 

▼印付けに便利なチャコペンや道具ついての関連記事はこちら

チャコペンや印付けの道具の種類|メリット・デメリット。便利なのはどれ?

印付けの道具の上手な使い分け方法|チャコペン・ヘラ・しつけ糸など

 

縫い方の手順

【きれいに仕上げるためのpoint】

  1. ミシンの縫い目は、2~3くらいの大きさにメモリを合わせておきましょう。
  2. 縫い始めと縫い終わりは、1cmくらい返し縫を忘れずに。
  3. 縫うたびにアイロンをかけることで、きれいに仕上がります。

 

1. 中心を縫う

おもて布と内布の中心を縫っていきます。

①生地を中表に合わせて、待ち針を留めます。

カーブになっているので、ずれるのが心配な方は縫い代3mmくらいのところをしつけしましょう。

②縫い代5mmのところをミシンで縫っていきます。

 

③縫い終わったら、縫い代に5~6か所くらい切り込みを入れます。

縫ったところを切らないように気を付けて。

 

④縫い代を割って、アイロンをかけます。

おもて側からかけたあと、おもて側からもかけます。

 

④下を縫っていきます。

中心の縫い代の下の部分を斜めにカットすることで、縫い代がゴロゴロするのを防ぐことができます。

おもて布は5mmずつの三つ折りで、内布は7mmずつの三つ折りで縫います。

おもて側から内布が見えないように、内布は縫い代を多めにとります。

縫い終わったら、縫った場所にアイロンをかけておきます。

 

2. おもて布と内布を合わせて縫う

①おもて布と内布を中表に重ねて、上部を待ち針で留めます。

待ち針を留める順番は、中心・端・その間、の順です。

②端から5mmのところにミシンをかけます。

 

③布をおもてに返して、縫ったところにアイロンをかけます。

 

④おもてからステッチをかけます。

端から2mmくらいのところ(できる範囲でなるべく端っこ)にステッチをかけるときれいです。

 

3. ゴム通しを縫う

ゴム通しの部分を、縫います。

①三つ折りにして待ち針で留めます。

おもて布のゴム通し部分を1cm+1.5cmの三つ折りにして折って待ち針で留めます。

 

②折った部分にステッチをかけます。

反対側も同じように縫ったら、仕上げに全体にアイロンをかけて、ゴムを通します。

ゴムの結び目を中に隠したら、完成です!!

 

 

上がポケット口の立体マスクカバーの作り方

裁断

①型紙を用意します。

型紙は下記のリンクをクリックするとPDFで開くことができ、A4サイズの用紙で印刷できます。

小さめサイズの型紙

大人サイズの型紙

型紙を印刷したら、線のところでカットしてください。

 

②生地を裁断していきます。

型紙を生地の乗せてカットしていきます。

矢印と布の耳を平行にして、型紙を置いて、ふちをチャコペンで書き写し、チャコペンの線のところをカットしていきます。

 

 

▼印付けに便利なチャコペンや道具ついての関連記事はこちら

チャコペンや印付けの道具の種類|メリット・デメリット。便利なのはどれ?

印付けの道具の上手な使い分け方法|チャコペン・ヘラ・しつけ糸など

 

縫い方の手順

1. 中心を縫う

おもて布と内布同じように進めます。

おもて布と内布の中心を縫っていきます。

 

①生地を中表に合わせて、待ち針を留めます。

カーブになっているので、ずれるのが心配な方は縫い代7mmくらいのところをしつけしましょう。

 

③縫い終わったら、縫い代を折り伏せ縫いします。

 

【折り伏せ縫いの方法】

重なった縫い代の上の一枚だけを5mmにカットします。

この時、おもて布と内布、全く同じように進めます。

 

切っていないほうの1cmの縫い代を立てるようにして裏側からアイロンをかけます。

次に下記右図のように、カットしていない1cmの縫い代を半分に折って、5mmの縫い代を包み込むようにしてアイロンをかけます。

 

折ったところを待ち針で留めて端から2mmくらいのところを縫います。

 

縫った縫い代を生地端を内側にするように倒し、中心から3mmくらいのところを縫って縫い代をおさえます。

縫い終わるとアップの図のようになっているはずです。

折り伏せ縫いはこれで完成です。

 

2. 上部を三つ折りにして縫う

おもて布と内布同じように進めます。

①上部を5mmずつの三つ折りにしてアイロンをかけます。

 

②待ち針を留めてステッチをかけます。難しいようなら、しつけをしてからミシンをかけましょう。

 

3. おもて布と内布を合わせて縫う

①おもて布と内布を中表に合わせます。

この時、中心から合わせて待ち針で留めます。

中心を合わせると折り伏せ縫いの縫い代が互い違いになっているはずです。

 

②端から5mmのところを縫います。

③おもてに返して、アイロンをかけたら、上記の図のように、下に2本(端っこと端から1cmのところ)ステッチをかけます

 

4. ゴム通しを作る

①おもて布のゴム通しの部分を図のように等分に三つ折りにしております。

 

②三つ折りにしたところに待ち針を留めて、ステッチをかけます。

ゴムを通したら、完成!!

 

スポンサーリンク

 

立体マスクカバーの使い方

薄手のマスクとして使用するときは、このまま何も入れずにつかってもOK。

ガード力を高めたいときは、ポケットにフィルターを入れたり、保冷剤や凍らせたガーゼ、冷却シート(冷えピタなど)を入れることもできます。

 

フィルターは、

  • 不織布マスク
  • ティッシュ
  • ガーゼ

などがおススメです。

 

不織布マスクをフィルターにする場合は、大人用のマスクをそのまま入れると大きすぎるので、マスクをハサミで半分に切って入れるとちょうどいいです。

 

ティッシュの場合は6等分に折って入れるとちょうどいいです。

 

▼暑い夏に、保冷剤や凍ったガーゼなどを入れた着用方法はこちらで詳しくご紹介しています。

保冷剤が入る布マスクカバーの作り方3選!凍らしたガーゼも入る夏用涼しいマスク
熱い夏を快適に過ごす保冷剤が入る布マスクカバーの作り方を3種類ご紹介します! 保冷剤の代わりに凍らしたガーゼを入れることもできますよ。 スポンサーリンク (adsbygoogle = windo...

 

もっと簡単に立体マスクを作りたい!という方のために、超簡単な立体ニットマスクの作り方をご紹介しています。

詳しくはこちらをどうぞ。

立体ニットマスクカバーの超簡単な作り方!手縫いもOK【型紙あり】

 

『立体マスクカバーの作り方』まとめ

立体マスクカバーの作り方をご紹介しましたが、いかがでしたか?

 

2パターンあるので、好きな方で作ってくださいね。

 

他にもいろいろな種類の布マスクの作り方をご紹介しています。

詳しくはこちら

マスク関連記事のまとめ|布マスクの作り方や生地選び、洗濯や消毒方法など
マスクの作り方と生地の選び方やその他材料のことなど、マスク関連の記事をまとめてご紹介します。 早速見ていきましょう! スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygo...

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました