手縫いをする時、『一本どり』や『二本どり』という言葉が出てくること、ありますよね。
二つの違いと、二本取りで縫う時のコツ【きれいな玉結びの作り方と絡みにくい縫い方】もご紹介します。
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二本どりとは?
パターン1の2本取りがもっとも主流で、一本の糸を半分に折って、両端を一緒に玉結びする方法です。
パターン2は同じ長さの糸を2本切って、2本の端を一緒に玉結びする方法です。
それぞれメリットデメリットがあります。
パターン1のメリットは、針から糸が抜けないということです。
縫っている途中で針から糸が抜けるとイラッとしますよね。
この方法なら、糸が抜ける心配がありません。
パターン2のメリットは、糸が絡みにくいということと縫い直しができることです。
特に二本どりは糸が撚れやすく、変なところに結び目ができたりしがち。
でも、この方法なら、糸端から糸のの撚れを逃がせるので、絡まりがかなり軽減します。
縫い目が曲がったりして、数針縫い直したいな、と思ったときも、針から糸を抜いて数針ほどいて、また針に糸を通す、という縫い直しができるのも大きな利点です。
この二本どりの方法はイレギュラーな方法ですが、私はこっちのやり方の方が縫いやすいので好きです。
どんな時に2本どりするの?
2本どりをするのは、ボタン付けやホック付けなど、強度がかかる部分を縫う時に使う方法です。
二本どりの玉結びの作り方
二本どりの時のきれいな玉結びの作り方をご紹介します。
玉結びとは、生地から糸が抜けないように、縫い始めに作る結び目です。
玉結びというと、指に糸を巻き付けてクルクルっと巻くようにして玉結びを作る人が多いと思いますが、この方法は、一本どりなら上手くいきやすいですが、二本どりだと失敗しやすいです。
二本の糸を同時にクルクルするのって結構難しいんですよね・・・
下記の方法だと、二本どりでも比較的簡単にきれいな玉結びを作ることができます。
二本の糸で二本どりをする時も同じ要領で二本一緒に玉結びを作ります。
一本どりの時も、この玉結びの方法だときれいにできるので、私はいつもこの方法でやっています。
おススメなので、ぜひやってみてくださいね。
二本どりを絡みにくくするには
二本どりを絡みにくくするには、ずばりこの方法です。
糸が絡む原因のほとんどは、糸のねじれです。
ねじれる理由はいくつかありますが、
- 糸巻から外したとの癖がついたまま縫っているとき
- 糸がねじれたまま両端を結んでしまった
- 縫い進めていくうちに、糸にねじれが生じた
両端を結んでいない二本どりであれば、ねじれが生じたときに、ねじれを逃がすことができるので、絡みにくくなります。
二本どりの時にいつも絡まってしまう、という方は、ぜひこの方法を試してみてくださいね。
一本どりとは?
一本どりとは、針に一本糸を通して、端で玉結びをして縫うことを言います。
しつけや、本縫いで使われる縫い方です。
強度を持たせたい時は、本返し縫いや半返し縫にしたり、二度縫いしたりします。
手縫いをする時におススメの商品
快適に手縫いをするためのおススメの商品をご紹介します。
手縫い針
針穴に糸が通しやすい設計になっています。
らくらく糸通し
ワンプッシュでらくらく糸を通すことができます。
糸通しのストレスからサヨナラできるので、超おススメです。
裁縫用虫眼鏡
両手が使える虫眼鏡です。
手縫い針に糸を通すときも、ミシン針に糸を通すときにも使えて便利です。
細かい刺繍はビーズなどにも雄ススメです。
まとめ
二本どりについてまとめましたが、いかがでしたか?
二本の糸で二本どりをする方法は、本当におススメなので、ぜひやってみてくださいね。
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