布マスクの洗い方についてご紹介します。
布マスクは繰り返し使えて、デザインも楽しめて良いことづくめですが、きちんと洗わないと、細菌や雑菌の宝庫になったり、ウイルスや花粉などが付いた状態で再利用することにもなりかねません。
ここでは、マスクを食器用洗剤で洗う方法をご紹介します。
さらに、消毒方法や干し方についても詳しくご紹介していきます。
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目次
食器用洗剤で洗う
食器洗い用の洗剤は、油落ちが良いものが多いので、皮脂汚れを落とすのに最適です。
『頑固な油汚れに』とうたっている商品は弱アルカリ性のものもあります。
弱酸性は汚れ落ちがいい分、成分が強めなので、マスクの生地を傷めかねません。
できれば中性洗剤がおススメです。
■キュキュット
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泡切れが良く、しっかりとした洗浄力があり、不動の人気の食器用洗剤です。
中性洗剤って何?
テレビなどで「マスクは中性洗剤で洗いましょう」と聞いたことありませんか?
中性洗剤・・・?
中性洗剤ってなんなのでしょうか。
洗剤の液性(液体の性質)は、「酸性」「中性」「アルカリ性」の大きく3つに分かれています。
洗剤の裏に書いてある成分を見てみると、液性がどれに属しているのか書いてあります。
液性はph(ペーハー)という単位で表し、0~14までの数値で分類わけします。
0に近いほど酸性が強く、14に近いほどアルカリ性が強いということになります。
その中間にあたる6~8phの範囲が中性です。
- アルカリ性の汚れ(皮脂汚れや油汚れ)は酸性の洗剤
- 酸性の汚れ(カルキや水あか)はアルカリ性の洗剤
というように、反対の成分で中和させることで汚れを落とすことができます。
じゃあ、なぜ中性洗剤という中途半端な成分の洗剤があるのか、と思ってしまいますよね。
酸性やアルカリ性の洗剤は強力な洗浄成分があるため、刺激が強すぎて手や素材を痛めてしまう可能性があります。
そのため、食器用洗剤やお風呂洗い洗剤など、肌に触れる可能性がある場所の洗剤は中性でできています。
マスクも口元を覆うものなので、安心できる性質の洗剤で洗いたいですよね。
マスクのように口に直接触れるものの場合は、肌に優しい中性洗剤がおススメだということになります。
中性洗剤の種類
中性洗剤には、食器用・デリケート衣類用・住宅掃除用・お風呂用など、いろいろあります。
マスク洗いには、食器用洗剤の他にかデリケート衣類用の洗剤を使って洗う方法もあります。
デリケート衣類用洗剤で洗う
衣類用の洗剤は、アルカリ性のものが多くあります。
酸性汚れである皮脂汚れをきれいにするためですね。
そのなかでも、デリケート洗いの洗剤は中性でできているものがほとんどなので、マスク洗いにはデリケート洗いの洗剤を使いましょう。
■エマール
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大事な衣類が洗うたびに形が整うとCMでやっていますね。
大事なマスクも形を崩すことなく洗うことが出来そうです。
界面活性剤について
食器用にもデリケート衣類用洗剤にも界面活性剤という成分が入っています。
界面活性剤は、コロナウィルスの不活性化に効果があると言われています。
ドアノブ等、住居の消毒なども、界面活性剤が入った洗剤を薄めて使うと消毒効果があるということがわかっています。
マスク洗いに界面活性剤が入った洗剤と使うと消毒効果も期待できるということになります。
さらに、界面活性剤の大きな特徴には油と水を混ぜることができるとう働きがあります。
界面活性剤の割合が多いほど泡立ちが良いということになります。
界面活性剤の割合は、
- 食器用洗剤・・・約40%
- 衣類用中性洗剤・・・約20%
食器用洗剤の方が圧倒的に泡立ちがいいということになりますね。
泡立ちがいいということは、泡切れが悪いということ。
食器は吸収性がなくつるっと、泡を洗い流せますが、繊維の場合は、洗剤が間に入り込んで、何度すすいでもなかなか泡を洗い流せない、なんてこともあります。
ですが、食器用洗剤はもともと食器を洗うための洗剤なので、マスクのように口に触れるものを洗うということには安心感もあります。
食器用洗剤を使う場合は、洗剤量はごく少な目にして、すすぎをしっかりと多めにすることがおススメです。
ガーゼ布マスクの洗い方
中性洗剤選びがわかりましたので、次は洗い方について説明していきます。
手洗い方法
マスクは手洗いがおススメ。
小さいので、ちゃちゃっと洗うことができます。
① 水かぬるま湯を入れた洗面器やボールなどに中性洗剤を少し入れます。
② ①にガーゼ(布)マスクを入れ優しく押し洗いします。
③ 数回すすぎます。
洗濯機で洗う方法
おすすめは手洗いですが、手洗いなんて、面倒くさい・・・という方は、洗濯機でも洗えます。
① 口紅やファンデーションなどがついていないかチェック。
ついている場合は、事前にこすり洗いが必要なので、手洗いに切り替えるのと同じことになっちゃいます。
② 洗濯ネットに入れます。
他の洗濯物と一緒に洗います。
洗濯機で洗う時は、素材を傷めないためにもネットには必ず入れましょう。
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マスク専用洗剤を使う
コロナ騒動で、マスク人口が増えたことにより、マスク専用洗剤というものも販売され始めました。
マスク専用の洗剤なら、安心して使うことができますね。
■楽天で見つけたおススメ商品
マスクスッキリ洗剤
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泥スッキリ 抗菌・抗ウイルスミスト
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消毒方法
洗うことでウイルスを洗い流すことは可能と言われていますが、念のため消毒までした方が安心です。
余裕のある方は、ぜひ消毒もおこないましょう。
消毒なんてめんどくさ~いという方は、干し方に進んでくださいね。
消毒方法は、
- 煮沸消毒
- アイロンで消毒
- 電子レンジで消毒
- アロマオイルで消毒
- 重曹で消毒
- クエン酸で消毒
の6通りがあります。
手軽にできるものから、ちょっと手間がかかるけどしっかり消毒できる方法など、いろいろありますので自分に合った消毒方法を見つけてくださいね。
詳しい説明は、こちらをご覧ください。
干し方
マスクは外での天日干しがおススメです。
晴れた日に日光に当てて干すとカラっと乾いて気持ちがいいですよね。
日光消毒効果を得ることができるので、効果抜群です。
ですが、花粉症がひどいという方は外に干すと花粉がついてしまうので、あまりお勧めができません。
室内干しがいいかもしれません。
干し方は、上記の写真のように、生地を洗濯ばさみで留めましょう。
ゴムを使って干してしまうと、伸びてしまいますので注意が必要です。
『ガーゼ布マスクの洗い方』まとめ
ガーゼマスクの洗い方についてまとめましたが、いかがでしたか?
毎日洗うのが面倒なら、数日分ためて一気に洗うと手間が省けますね。
不織布マスクは医療関係者に先に配られることになると思うので、一般家庭では手に入りづらい状態がしばらく続きそうです。
ガーゼ(布)マスクを使って快適な毎日を送りたいですね。
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