保冷剤や、ティッシュなどのフィルターの代用品も入れやすいよ。
今回は、上から出し入れするタイプのプリーツ型のマスクカバーの作り方をご紹介します。
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目次
上から出し入れ型マスクカバーってどんな形?
布マスクもいいけど、布だけだとウイルスや花粉のブロック力が心配…という方におススメなマスクカバーです。
布の気持ち良い肌触りと、不織布マスクやフィルターなどのペーパー類のブロック力の両方のいいとこどりができる優れものです。
上から入れるタイプは、出し入れがしやすく、重さのある保冷剤を入れても落とす心配がありません。
保冷剤は小さめでジェルタイプのものがおススメです。
冷凍庫から出したばかりの保冷剤はちょっと硬くてゴワッとしますが、着けているうちに溶けてきて柔らかくなってフィットしてきますよ。
さらに、夏以外は、フィルターを入れて使うこともできます。
使い捨てマスクのや、ティッシュやキッチンペーパーやガーゼなどの代用品も入れやすく使いやすいです。
ノーズワイヤーも入れるとフィット感が抜群です!
好きなアロマオイルを垂らしたティッシュを忍ばせれば、半日くらいは香りが持続してリラックスできますよ。
さらに・・・
別のタイプのマスクカバーをご紹介します。
■ヨコから出し入れ型
ヨコの出し入れする口が少し小さくて入れにくさはありますが、一度入れてしまえば、中のフィルターが動きにくいので、フィット感はgoodです。
作り方はこちらです
マスクカバーの作り方①プリーツ使い捨てマスクのヨコ入れタイプ
■ほぼ切りっぱなしの超簡単ニットマスクカバー
ほぼ切りっぱなしで超簡単なニットマスクカバーの作り方もご紹介しています。
作り方はこちらです。
手作りマスクの布選び
手作りマスクの楽しみは布選びですよね。
一口に『布』といっても様々な素材の生地があり、迷ってしまいますよね。
生地選びについては、こちらの生地で詳しく説明しているので、迷っている方は、ぜひご一読くださいね。
手作りの布ガーゼマスクの生地選びと素材の種類、材料と便利な道具
マスクカバー作りに必要な道具
マスクカバーを作るときに最低限必要な道具は次の通りです。
道具 |
ミシン
チャコペン(フリクションボールペンがおすすめ) 糸切バサミ 布切バサミ 定規 待ち針 しつけが必要なら、手縫い用の針 |
上から出し入れ型マスクカバーのサイズと材料
【仕上がりサイズ】
普通サイズ タテ 8cm×ヨコ 19.5cm
小さめサイズ タテ 8cm×ヨコ 18cm
タテはプリーツを広げると15cmになります。
プリーツを畳んだ時のタテ寸法は、市販の使い捨てマスクのタテ寸法より、1cmくらい小さめに設計しました。
市販の使い捨てマスクを入れたときに、は少したるみますが、付けたときによりフィット感が出るように、わざと小さめに設計してあります。
もし、たるみが気になるようであれば、畳んだ時の仕上がり寸法が9~10cmになるようにプリーツ幅を調整して作成してください。
材料 |
緑の数字は普通の大人サイズ、カッコの中の赤の数字は少し小さめサイズです。
本体の布×2・・・タテ 17cm(17cm)×ヨコ 21.5cm(20cm) 耳のヒモの布×2・・・タテ20cm×3cm 糸・・・ポリエステル60番の糸(色は布に合わせて) 耳のヒモを作らずに市販のゴムまたはヒモを使う場合・・・20cm前後×2本 ノーズワイヤー・・・10.5cm |
ノーズワイヤーは、今回は使用済みの市販の使い捨てマスクのノーズワイヤーを再利用しま
■生地の種類
生地はお好みで選んでOKです。
今回はニット地(スムース)を使って作ってみました。
ニットは通常ニット針とニット糸で縫いますが、こちらの生地は、通常の普通地用の針(11番)と糸(ポリエステル60番)で縫えました。
ミシンの機種によっても違いがあるかもしれませんので、必ず、あまり布で試し縫いをしてから本番に挑んでくださいね。
ちなみに、楽天で購入したこちらの生地です。
|
こちらのパープルを使って作りました。
さらっとしていて春夏にピッタリの素材です。
消臭・吸汗・速乾・など、夏にはうれしい機能が満載です。
裁断と印付け
生地を裁断していきます。
型紙なしの作り方なので、材料のところに記載したサイズに生地をカットします。
本体の上部の縫い代は、おもて布が1cm、内布が1.5cmと異なります。
それ以外の縫い代は1cmなので、印はつけなくても大丈夫ですが、不安な場合はチャコペンで印をつけていてください。。
印は生地のうら面に付けます。
縫い方の手順
1. 耳のヒモを作る
ヒモを下記の図のように四つ折りにして縫います。
綿や麻などニット以外の生地の場合は、先に四つ折りにしてアイロンでクセをつけてから縫うを縫いやすいです。
ヒモをもう少し太めにしたい場合は、
で、1cm幅に仕上がるヒモの作り方の説明をしています。
市販のゴムやヒモを使う場合は、2へ進んじゃいましょう。
別のゴムを使いたい方は、こちらでいろいろなゴムをご紹介しています。
2. 本体のプリーツを作る
おもて布、内布、ともに縫っていきます。
①本体のタテにジグザグミシンをかけ、縫い代1cmを折ってミシンをかけます
ジグザグミシンの機能がない場合はそのままで1cmに折ってミシンをかけても大丈夫ですが、すごくほつれやすい生地の場合は、5mmの三つ折りで縫っておくと安心です。
ロックミシンがあればロックミシンをかけてください。
②プリーツになる部分に印をつけます
まず中心に印をつけ、中心を基準に測って印をつけます。
③プリーツを縫っていきます
印と印を合わせて待ち針で留めて、図のように青い点線の部分を縫います。
プリーツを折ったときに、10cm(出来上がり寸法+縫い代)になっているか縫う前に確認してください。
布の厚みによっては10cmより小さくなってしまうことがあるので、その時は、プリーツ幅を狭めるなど調整してください。
もともとある縫い目と重ねて縫うときれいです。
プリーツの部分の4か所、すべて同じように縫います。
3. 本体を合体させる
①本体の上部を縫います
上部にジグザグミシンまたはロックミシンをかけます。
おもて布 → 縫い代1cmを折って縫います。
内布 → 縫い代1.5cmを折って縫います。
ジグザグミシンとロックミシンのどちらもなければ、三つ折りにします。
おもて布 → 5㎜の三つ折り
うら布 → まず5mm、次1.cmの三つ折りにします。
②本体を重ねて下部を縫い合わせます
内布の方が縦の長さが5mm小さいので、下を揃えて、上の部分をずらすようにして重ねます。
下部の端から1cmのところを縫ったあと、ジグザグミシンまたはロックミシンをかけます。
ジグザグミシンがなければ、そのままで。
4. ノーズワイヤーを入れる
おもて布の上部にノーズワイヤーを入れます。
ノーズワイヤーの長さが10.5cmなので少し余裕をもって、中心から6cmずつの12cmのところにノーズワイヤーを入れます。
①◆縫います。
②●のヨコのところからノーズワイヤーを入れます。
③★を縫います。
5. ヒモを付ける
①1で作ったヒモをマスクに縫い留めます。
内布のうら面の上部に少し斜めに縫い留めます。
②本体を中裏にして重ね合わせ、縫い留めます。
縫う時はおもて布側から縫いましょう。
すでにある縫い目と重ねて縫うときれいです。
ヒモを付ける部分は負担がかかる箇所なので、2~3回返し縫いをしてしっかりと縫い留めます。
③下部にステッチをかけます。
完成です!
上から出し入れ型マスクカバーの使い方
市販の使い捨て不織布プリーツマスクのタテのサイズは9cmくらいのものがほとんどです。
マスクカバーのタテのサイズは8センチなので、1cm小さい設計になっています。
着用した時のフィット感を重視したので、わざと小さめに設計しました。
マスクカバーにマスクを入れるときは、画像のように下の部分を2センチくらい折って入れて、全部入れてからプリーツを開いてください。
使い捨てマスク以外のものをポケットに入れることもできます。
例えば・・・
- マスク用フィルター
- ティッシュ
- キッチンペーパー
- ペーパーナプキン
- ガーゼ
などです。
着用するとこんな感じです。
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マスクカバーの上手な使い方
マスクカバーには、ティッシュや不織布マスク、ガーゼなどフィルターとして使えますが、特におすすめなのが、不織布マスクの再利用時に使う方法です。
不織布マスクの再利用時は、マスクカバーを使えば、マスクが汚れるのを最小限にすることができます。
ちなみにわたしは、フィルターとして使った不織布マスクは毎回洗わずに、次亜塩素酸水をスプレーして殺菌して干して、また次回も使う、という方法にしています。
これで2~3回ったら、不織布マスクを洗い、また同じように2~3回使っています。
つまり、一枚の不織布マスクをかなり何度も使うことができるというわけなんですよ。
すごくないですか!
(不織布マスクの再利用は自己責任でお願いいたします)
マスク関連グッズの作り方紹介
使い捨てマスク、布マスク、マスクポーチの作り方をご紹介しています。
マスクカバーの作り方
使い捨てマスクの作り方
布やガーゼのマスクの作り方
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作るのが面倒という方は、楽天でおススメのポーチをご紹介します。
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